【イベントレポート】寺子屋ツアーで新地町と相馬市へ…(8/12)

2015年10月23日

伊達市地域おこし支援員主催の『中山間地域の小学生対象の寺子屋』が8月中旬に行われ、勉強や野外活動を支援するために、県内外より大学生が来福しました。

せっかく遠くは香川県から来ていただいたので
「是非、浜通りの被災地も見ていただきたい」と
伊達市復興支援員の櫻田さん、伊達市地域おこし支援員の小林さん、
新地町復興支援員の東(あずま)さん・橋森さん、
相馬市復興支援員の井島さんが協力し、
来福した大学生を復興現場ツアーで案内したときの様子を取材しました。

IMGP1749

左から:伊達市地域おこし支援員の小林さん、伊達市復興支援員の櫻田さん、
新地町復興支援員の東さんと橋森さん

 

まずは、新地町からスタート。
役場の展望台で、新地町復興支援員の東さんがガイド。

IMGP1732

津波被災地を初めて見る大学生と、
ガイド役を務めた新地町復興支援員の東さん

新地町は大震災の震度は6強。
7mに及んだ津波で町の2割が被害を受け、
JR新地駅に停車中の列車が流されましたが乗客は無事でした。

学生さんたちは被害の大きさに驚くとともに「どの位の人たちが戻ってきたのか?」「商業圏は?」など活発な質問が飛んでいました。

IMGP1742

 

 

新地町から場所を移し相馬市へ。
ガイド役は、相馬市復興支援員の井島さんです。

スクリーンショット 2015-09-30 16.02.07

こちらは震災の震度が6弱。津波で1049棟全壊、死者 450名以上の方が犠牲になられました。
県内有数の漁港である松川浦や、物流拠点である相馬港は、津波で海岸付近が壊滅しましたが、現在復旧・復興に向けて作業が行われています。

スクリーンショット 2015-09-30 10.57.38

復旧・復興が進んでいるとはいえ、まだまだこの様な光景が残されています。

井島さんは以前、旅行代理店を営んでおり、相馬地方の復興に貢献したいと、相馬市復興支援員に応募されました。

その井島さんに、相馬市伝承鎮魂記念館を案内していただきました。

IMG_7482

すぐ隣りには、津波で犠牲になられた方の慰霊碑が建立されています。

IMG_7481

一礼し祈りを捧げる学生さんと引率の先生。

IMGP1754
相馬伝承記念館の中には、当時の様子を伝える新聞や写真などが残されており、特に所有者不明写真が、ボランティアさんにより復活した物を学生さんが熱心に見ている様子が印象的でした。

IMGP1764 IMGP1762
IMGP1760 IMGP1759

 

昼食は相馬市松川浦の『たこ八』さん。こちらはお任せで1080円でした。
刺身等は未だ地元の魚が試験操業段階で、一般に流通していない種類が多いため、以前の様に、新鮮な地元の物ばかりではありませんでしたが、美味しかったです。
IMGP1753

 

当日はサプライズで、大相撲の夏巡業の一環で行われている玉ノ井部屋の合宿場所にも立ち寄りました。
ちょうど休憩時間で
力士さんたちに相撲を挑んだり、お姫様だっこのサービスまで(#^^#)

IMGP1775

IMGP1776

IMGP1773

 

今回、学生さんたちは実際に被災地を見て、今後の復興や地域づくりに関して、又は、ご自身の人生について考える良い機会になったと思います。
実際にお話を伺ったところ、地元に帰ってからも『福島で経験した事や感じたこと』を家族や友人等に伝えたいと思っている学生が多かったです。

 

各地の復興支援員さんや、地域おこし協力隊(支援員)の皆さんの横連携で実現した今回の寺子屋ツアー。
参加者の笑顔は、地元を熟知している復興支援員さんの細やかな配慮により、大きな実りとなりました。

IMGP1770

 

【レポート】福島県復興支援専門員 安田